街並みの家
●設計事例の所在地:
兵庫県丹波市
●面積(坪):
97.71㎡(29.56坪)
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
妻入商家群の古い街並みの中に建つ新築のお住まいです。以前は、この敷地にも街並みに貢献できる古い建物が建っていました。
しかし、その建物には水回り設備が無く隣地に建つ母屋の離れ又は物置部屋としての活用法しかない状態でした。
若夫婦が母屋から独立した住まいとして機能させるために建て替えを決意されました。とは言え街並みから又一つ姿を消すことへの気概から建物の外観には街並みを損なわずに且つ新たな時代を受け継ぐ顔が求められました。
外観の候補となる案や素材の候補は幾つかありましたが、予算にも配慮しメインの部分は焼き板を選択しました。そしてプライバシーを守りながら陽射しや風を導き、建物の顔としても機能する縦格子で窓を覆ったことで印象付ける表情を持ちました。この格子越しの陽射しは建物の内部にも様々な趣を生み出しています。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
建て替えか、既存建物のリフォームにするかどうかを悩まれていました
依頼者があなたに依頼した決め手:
良い点、悪い点を明確に出来て、建築後もずっと付き合っていける相手であるかどうかを判断材料として頂きました
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
街中での光や風の取り入れ方に配慮しました。ここで長年、暮らして来た住まい手さんによると風はある一定方向からしか入らないとのことでした。主となる開口位置は、そのような考察も判断材料の一つにしています。家の中から空を眺める事が出来ればとのご要望もあり、陽射しを建物の奥にまで導くために設けた高窓は、そのご要望にも応える事に繋がりました。
その他の画像:
南面外観夜景
南東面外観
エントランス
階段
ダイニングスペース
キッチン
吹抜
サンルーム
サンルーム夜景
主寝室